日記 猿投山登山記録 2020年2月9日㈰
午前6時半目を覚ます。
今日は「猿投山登山」の日だ。
先週の「大紀町シーサイドトレイル」ボランティア参加から早一週間、同じボラ参加だったスタッフの方から「猿投山」の存在を教えて貰い週末、つまりは今日の為に準備を進めてきた。
地元の実家にいた時とは違い、「無い物」や「解らない事」が格段に多い。
登山ルートは勿論だが、「登山口までの経路」や「下山後の帰宅手段」を確認しておく。
特に「下山後の帰宅手段」は複数のルートを前もって確認する必要がある、計画通りに進めず別ルートから下山するケースを想定しなくてはならないからだ。
「登山計画書」の作成も、土地が変われば提出先も違うし、気を付けるポイントもしっかりしらべて対策を記入しておかなければならない。
幸い「猿投山」は周辺の登山者に人気の山らしく、道がしっかり整備されていて、「使用されている登り」もそれなりにあるらしい。
ルートがしっかり作られた山は、「気を付けるポイント」も随分少なくて済む。
今回登る「猿投山」は標高が最大600m弱と低山であるが、それでも普段から登山者が少なくルートが荒れている場合は「危険度」が一気に跳ね上がる。
逆を言えば標高の高い山であっても、極端な例だが「富士山」のようなルートが整備され切っているような山は(自らの意思でルートから外れなければの話だが)比較的「安全な山」と言っていいだろう。
少し話がそれたが「猿投山」は「低くて道も整備されている」ので、こちらも比較的「安全な山」と言っていいだろう。
だからと言って準備に手を抜いて良い訳ではないが、心持ちは大分楽になる。
前置きが長くなったが、身支度を終えて午前7時半いよいよ出発だ。
バスで最寄りの駅まで向かい「豊田駅」で降車、そこからローカルバスで「猿投神社前」まで向かう。
午前9時過ぎ予定通り「猿投神社前」な到着。
ついでなので「猿投神社」でお参りをしてから登山開始。
「YAMAP」を起動する。
毎回「紙の地図」も用意するのだが、「YAMAP」を使うようになってからはザックから1度も取り出さないで登山を終える事も最近では珍しくない。
「GPS」に頼りきりになるのも「どうかと思う」が、結果的にそちらの方が安全な登山を楽しむ事が出来るのなら、やはり積極的に使うべきなのだろう。
勿論「紙の地図が必要なくなった」とは微塵も思わないが、適材適所で使えるように「紙の地図」の使い方を身に付けた上で、「GPS」を使用する、「両刀使い」の形が現代の登山ではベストなのでは無いだろうか。
自分はそう考える。
まず「猿投山頂上」を目指して進む。
人気の登山スポットなだけあって、登山者の数もなかなかの物だ。
「トレイルラン」をしている人もチラホラ見かける、地元「長崎」とはえらい違いだ。
すっかり「トレイルランナー」の姿が、登山者に認知されているようで、軽装でかけ降りてきても「当たり前」の認識である様子。
「長崎」周辺の山でそんな格好をすれば、すれ違い様の「奇異の視線」は避けられない。
「山文化にも先進、後進ってあるんだなー」
そんな事を思いながら進んで行くと、「東の宮」に出た。
山の反対側には「西の宮」もあるらしく、なかなか立派な佇まいだ。
古くから地域に大切にされてきた山であることを感じる、「崇められてきた山」と言った方が性格か?
何にせよそのおかげで登山道は整備されていて非常に歩きやすい。
登り進んでいると「トレイルラン」の時の癖で、「走れそうな所は走らなければ」という意識が働いてつい走ってしまう。
今回は完全に「登山者」として来たつもりだったのだが、装備だって登山使用だ。
しかし性には逆らえないのか、行動だけを見れば「トレイルランナー」のそれだ。
必然どんどん追い抜いて行く形になる。
そこで気が付いたのだが、「こんなに沢山の人と山ですれ違うのは初めてだ」と言うこと。
今まで「人気の少ない山」ばかり登っていたので(好きでそうしていた訳ではないが)、「単独登山」でも1人で黙々と登らなくて良いのは素直に嬉しい。
ただ「道を譲り合う」だけの関係だが、その「気遣い」が「するのも・されるのも」非常に気分が良い物だ。
「登りが優先」は世界共通のマナーなので、すれ違う人達に対してのリテラシーは十分保つ事が出来るが、「走る」となると当然「追い越す人達」も多く出てくる。
この辺の感覚は少し難しい。
「スピードを出したまま近ずきすぎる」と、「驚かせ」たり「気を使わせ」たりしてしまうので、先行者を見付けたら「早めにスピードを落とすことが肝心」だ。
ゆっくりと「自分の存在を教え」ながら近ずいて、そのまま「相手が譲ってくれた」のならそれで良し、もし「気付いてくれなさそう」な場合は、なるべく驚かせないように「ゆっくり丁寧に」先に行きたい旨を相手に伝える。
まかり間違っても「遅くて邪魔」や「気付けよ!」など思ってはいけない、同じ山を登る者の中で「楽しみ方」が違うのは当然の事。
山は誰の物でもない、ただそこにあるだけ。「色々な楽しみ方」が共存出来るような立ち振舞いをとることこそが、「自らの楽しみ方」を満喫するコツなのだ。
午前10時半「猿投山山頂」到着。
途中「GoPro8」で動画をとりながら登ったのだが、かなり「楽しかった」。
この分だと残りの行程もいい感じで「遊べ」そうだ。
そのまま「休憩無し」で物見山へと向かう。
道中色々なパターンで動画を撮って、遊びながら進んでいると、あっという間に「物見遊山山頂」到着。
時刻は11時40分、出発から2時間半ほど。
「お昼休憩にしよう」
そう思って腰を降ろしたのだが、メロンパンを1つ食べ終える頃には「出発しよう」となっていた。
ここら辺も「トレイルラン」の影響が出ている、「1ヶ所で落ち着いていられない」のだ。
自分は基本的に「走るため」に山に入るので、「走ってない」と直ぐに落ち着かなくなってしまう。
水分補給や行動食も「歩きながら」小まめに摂っているので、「メロンパン1個」で充分となってしまい、結果「休憩10分で出発」と言うことになってしまった。
最早「他人と行動出来るのか」危ぶまれるレベルの「せっかちさ」に、自分でも呆れながら復路についた。
再び「猿投山山頂」に戻って来たのが午後12時50分ぐらい、およそ1時間程で到着。
そのままスルーして、最後の下りに入っていく。
「残りは下るのみ」
「トレイルランナー」にとって「下り」が嬉しいのは、「登りより楽」だからではない、字は同じだが「楽しいから」だ。
ここからは「動画取り放題祭り」が始まる。
トレイルランの花形と言っていい「下り」は、何処を撮っても「撮れ高充分」。
下り終わる頃には「予備のバッテリー」まで使い切ってしまった。
下山後バス停で動画の確認をしていると、今回の登山だけで短い動画を60回撮っていた。
細かい内容は後日動画で編集して紹介したい、なので「猿投山登山」の話はこれまでだ
バス停で30分、寒さに耐えながら待つ。
「腹減った」
「Googleマップ」で辺りに食事が出来る所が無いか探してみるが、どこも歩きで向かうには微妙に遠い。
大人しくバスを待って、豊田駅に到着してすぐに「ロッテリア」に入った。
普段ハンバーガーは「マクドナルド」一択なのだが、実は今朝バスに乗る前の10分で朝マックしているので、「1日に2回マックは流石に行き過ぎだろ」しかしハンバーガーは食べたい、歩きたくないという事でマックの隣にある「ロッテリア」になったのだった。
「ロッテリア」に入店するのは実はこれが初めてだが、店先に大きく掲げられた「本日肉の日!パティ増量キャンペーン中」の文字を読んでいたので注文はすでに決まっていた。
「チーズバーガーセットパティ三枚でお願いします」
疲れた体に「肉!!」の謳い文句はよく響く。
いざ実食!
正直ハンバーガー=マックのイメージ。
頭の中ではマッククオリティを想像していたせいで、一口目で意表を突かれた。
「うまい!」
まず「バンズがふわふわ」、「ジャンクフードだからしょうがない」なんて微塵も思わせない。
パン職人が言うのだから間違いない、これは「旨いパン」だ。
チーズだって「マック」とは全然違う、今までは固くて薄いプロセスチーズが「ぺった」っとパティに張り付いているのが「チーズバーガー」だと思っていた。
少なくとも「マック」はそうだ(念のため言っておくがマックを批判する気は毛頭ない、その点も後述しよう)。
「ロッテリア」のチーズはまず「濃厚」、しっかりとチーズの味を感じる。
そして「出来たて」をガンガンに感じさせる「トロー」っと溶け流れ、パティと同化するほどに馴染んでいる。
それで肝心の「パティ」。
「肉」これは間違いなく肉だ……
正確に伝えるにはニュアンスの表現が難しい所だが、マックのパティが「ハンバーグ」でロッテリアのパティは「肉」なのだ。
多分「部位」であったり「粗さ」であったり「つなぎ」に何を使うか、その辺のこだわりの違いだろう。
ハッキリ言おう。
「間違いなくマックよりロッテリアの方が旨いハンバーガーを出す」
しかし。
「間違いなく次回も自分はマクドナルドに行くだろう」
なぜか?
ロッテリアで支払いをするとき「IDで支払い出来ますか」と聞いたところ、「交通機関系の電子マネーか現金のみご利用になれます」と答えが返ってきた。
これは別に「自分の使っているキャッシュレス決算の方法に対応していなかった」事を問題視している訳では無い。
今の時代の流れで、その決算方法が自分が行ったロッテリアのみで行われていたのか、はたまた全国のロッテリアでそういう形態をとっているのかは解らない。
しかし!
「時代に合っていない店舗を残している」というのは間違いなく事実。
全国の店舗で同じ決算方法をとっているという事は無いと思うので、つまりは「サービスの質」が統一化出来ていないという事だ。
もしロッテリアで売っているのが「ハンバーガー」で無かったとしたら、もしかしたらこんな事は殆ど気にしなかったかもしれない、むしろ「味は間違いなく旨い」のだから確実にリピートしていただろう。
しかしロッテリアは「ハンバーガー」のファストフード店だ、同じ土俵には「マクドナルド」がある。
同じ「ハンバーガー屋」でも、「モスバーガー」クラスのクオリティを提供していると、最早ファストフードとは呼べないのであれは別だ。
以前から知っていた事ではあったが、今回ロッテリアで食事をして実感に変わった。
「マクドナルド」のメイン商品は「ハンバーガーでは無い」、「圧倒的な品質と簡略統一化されたサービス」だと。
少々熱くなって長くなってしまった、これは日記で別に評論したい訳では無いのでこの辺にしておこう。
要は「ロッテリアに行ってとても美味しかったが、やっぱりマクドナルドの方がいい」と思った」というただそれだけの話だ。
その後、行きと同じルートで寮まで帰宅し、風呂に入り食堂で夕食。
メニューは「西京焼き定食」と「クリームコロッケ」
食事を済ませて部屋で行動食の残りをつまみながら、今この日記を書いている。
ちょっと長くなったが、もし最後まで読んでくれた人がいるのなら「お疲れ様でした」と、ねぎらいの言葉を贈りたい。
明日から朝番になるので早く寝なくては、もう寝ます。
「おやすみなさい」
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