第三回 Mizukami mountain party 参加記録④
お菓子食べながらハイキング気分
たけのこ工場を出た後は緩めの坂が暫く続く(この時点で感覚狂ってるので緩くないかも)。
走って、息が上がったら歩いて、を繰り返しながらぼちぼち登っていると、沿道で選手に何か手渡している親子がいた。
目が合う……、近ずいていくとお菓子をくれた。
マレーシア土産物のチョコレートらしい、なんかホッコリした。
そこから直ぐに林道に入った、砂利の坂道が途中山道をはさみながら8㎞ほど続く。
急に景色がひらけ、さっきまで走って
いたダムが良く見える。
タピオカドリンク・沢・そして……
そしてまたもや登場の裏エイド、今度はタピオカドリンク。
紅茶ミルクとほうじ茶ミルクを頂いた、まさか人生初のタピオカドリンクがこんな山の上でとは(笑)
水分補給も済ませ出発、ここからAS3までは下りのみ。
今まで登ってきた高さを、たった2㎞で降りなくてはならない。
下りだから楽できるなんて事はない、それがトレイルラン。
黙々と下っていると民家(廃墟?)がコース上に現れた。
民家の前を通るのではない、おもいっきり敷地内がコースなのだ。
おそらく誰も住んではいないのだろうが、他の選手達も半(笑)状態。
そこから先は沢を横切る道になる、滑らないように慎重に進む。
汗まみれ、泥まみれの身体をついでに洗い流しながら進んでいく。
慎重に進んでたはずなのだが不意に道をロストした。
……取り敢えずきた道を戻ろうとすると、腐った倒木を踏み抜いた。
その瞬間❗
「ブーン🐝」
一瞬で身体中を刺されまくる、後から調べたらブユだったようで、刺されてもハチほどの危険性はない。
しかしその時はそんな事知らないので大パニック、転がるように何とか逃げ延びる。
刺されたとこがチクチクするが、そんなことよりもきた道が塞がれた……
どうしたもんかとマップを確認してると。
「アイタタタ」
自分と同じよう道を間違えた人が虫の群れに襲われ、同じようにこっちに逃げてくる。
ここから二人でコースに戻る道を発見、謎の仲間意識が生まれた。
しばらく一緒に歩いた後、「先いきます、頑張りましょう」と別れを告げ先に進んだ。
はずだったのだが……、また道を間違えた!
足跡を追ってきたはずだったのに、いつの間にか道がどんどん険しくなる。
さすがにおかしいと引き返すと、200m手前の所でガイドテープが木にくくりつけてあるのを発見。
さっき別れを告げた筈なのに、再度後ろから追い付き苦笑い😅。
なんか自信なくして来たとこで今度は集団で道をロスト!
なんとなく思っていたが、このコース解りにくい!!
ゴールした後聞いた話では、ほとんどの選手が2回以上はコースロストしている。
温泉宿の受付の方が言うには「普段あのコース上を登山ルートにする人は殆どいない、あれは林業用の道でしょう」だそうだ。
まぁとにかく迷い易いコースと言うことだ。
集中してないと直ぐに道を見失う。
AS4旧古屋敷小学校
色々あったが、なんとかロードにたどり着き湧水を頭からいただく。
AS3に到着、時刻はジャスト12:00。
また色々食べるが、もう何ご飯なのかわからない。
おばちゃん達がうちわで扇いでくれる、多方面から風が来るので普通に扇風機より涼しい。
感謝、ありがたい。
出発すると、おそらく集落の全員だろう。
ハイタッチで送り出してくれる、最後は去年の大会PVに出ていたおじさんが、動画そのままの感じでいっそう強いタッチをしてくれたので思わず笑ってしまった。
次の目的地はAS4上球磨消防組合、現在関門時間より1時間40分余裕がある。
体調もいいし、いい感じ👍
しかしこの時、このコースの文字通りの山場が待ち構えていることを私はまだ知らない。
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