ランナー・ベーカリーの人生録

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第三回 Mizukami mountain party 参加記録⑥

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地獄坂再び

時刻は16:30、AS4上球磨消防組合を出発する。

しばらくは林道を走り、民家の横道から山道に入っていく。

そして最後の登りが姿を現す、一緒走っていた人と言葉は交わさなかったがおそらく気持ちは一緒だったろう。

「冗談だろ……」

木を掴み損ねれば転がるっていく、そんなレベルの斜面が上まで続いている。

諦める気など毛頭ないが、呆気にとられた。

色々と思考を始める前に足を動かす、考えると飲み込まれそうだ……。

「ソイヤ!」

気合いの声と共に登って行く、幸いな事に登りでは足の痛みもそんな感じない。

下りはおそらくマトモに走ることは出来ないだろう、今ここで時間を稼がないと。

 

痛みと気合いの下り

急斜面を登りきると林道に出た、ここからはAS1~AS2の道と繋がる。

後は下るだけ、ゆっくりと行きたいところなのだが……。

立ち止まる事はできない斜面と、路面状態の悪さから、かけ降りるしかない。

痛みに耐えながら、騙し騙し進んだ。

30分程下るとダムの水音が聞こえてくる。

「もうすぐ道路だ!」

覚悟を決めてノンストップで下っていくと、300mぐらいでロードというか公園に出た。

道路までの階段を降りるのがツラい。

この時点で足は限界、歩く事しか出来なくなっていた。

 

長い旅の終わり

他の選手達が、追い抜き際に色々な言葉をかけてくるれ。

「お疲れ様です、後少しです!頑張って!」

選手もボランティアスタッフも本当に良い人ばかりだ、ここまで来るのに自分の力は何%ぐらいあったたろうか(泣)

時刻は18:00をまわり、気分も太陽もすっかり黄昏モードに入っている。

歩いてるだけなのだが息は荒い。

いよいよ動けなくなる可能性の心配だけに集中し始めた。

息を整え、無理のないペースで足を動かしていく。

最後のロード6㎞は本当に長く感じた、延々に痛みに耐える時間。

だがそれももう終わる、ゴールの水上村小学校が見えてきた。

最後ぐらい走ってないと格好がつかないと、ゴールテープまでのラスト100m最高の力を振り絞る。

限界だと思っていても案外走れるもんだ、両手を大きく突き上げテープを切る。

「完走した、完走できた!」

感慨深い、カレーと素麺がうまい、汗臭い、泥まみれ、擦り傷だらけで足も痛い。


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嬉しい、と言うよりも達成感 ?

達成感より満足感が近いか、諦めず目的を達成した自分に満足している。

この満足感もその内薄れていくのだろう、そしたらまた走りに来よう。

第三回 Mizukami mountain party まとめ

「楽しかった!」

 

 

水上マウンテンパーティー公式ホームページ

https://universal-field.com/event/mmp/

 

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