トレラン装備考察~緊急時の火起こし
初めに
皆さんトレイルランを初め、山に入るアクティビティの際には当然火を起こせる装備を携帯されていると思います。
万が一遭難した際には、水の確保よりも前に夜を越すことが出来るかが問題としてあり、その時火を起こすことができるかどうかが状況を大きく左右する訳で、ベテランの選手なら当然持ってることでしょう。
正直
ただ正直に言って自分も始めて最初の一年ぐらいは、火起こしについて何も考えてなかったです。
じゃぁ、どこで火のありがたみに気付いたかと言うと、当時ハマっていたバイクでのキャンプツーリング!
それも、真冬の極寒キャンプ!
電気もガスも無い場所で焚火をたくと、その熱量、エネルギーのありがたいこと、ありがたいこと。
その状況で気付いたんですね。これ…火が起こせず、トレランで同じ状況になったらかなりヤバイのでは?と…
トレラン中はただでさえ疲弊している上に軽装ですから、もしその状態で仮に真夏だったとしても、一晩明かすことができるかどうか解らないと思った訳です。
取り合えず
そこで取り合えず100円ライターを携帯するようにしたんです、軽量で場所も取らないし、低コスト。無くしたり、壊れたとしても大した損害にならない。
しかし、携帯するようになってすぐに考えが甘いことに気付きます。
あるトレイルラン大会、軽く雨に降られながらゴールした後の事、なんの気なしにライターをつけてみようとしたところ…
つかない……ダメじゃん!
そうなんです、普通のライターって濡れるとつかないんですよ。当たり前すぎる
いや、そんなことは知ってた筈なんですけど、それがダメという事に気付いてなかったんですよね。実際に現場で使ってみて初めて実感したというか…意味ないじゃんって
それから、それから…
その後、ライターを濡れないようにジップロックに入れてみたり、ガストーチ買ってみたり色々試してみましたがなにか根本的に違うような気がしてならない。
それで、現在次に試してみようと思っている…というか結局ここに行き着くんだなと思ったのが、ファーイヤースターター!
こんなやつですね↑
自分もまだ詳しく知らないので今から調べるとこですが、簡単に説明すると現代版の火打石!そしてなにが良いのか?→壊れない!
そう、壊れないんですよ。機械じゃないんで当たり前っちゃ、当たり前なんですけど。
でも緊急時には一番重要な所だと思うんです。
欠けていようと、濡れていようと大丈夫!
棒状のマグネシウム部分をとにかく摩擦をかけながら削って、削りカスに着火して火花になるという原理のようです。
携帯性と実用性を考えて色々試してみるつもりです、緊急時は握力なども著しく低下していることも十分に考えられるので、使いやすさを考えた上でなるべくコンパクトに収納できる物を探していきたいと思っています。
最後に
最近よくサバイバルの本とか見てると、水があれば水さえあればみたいな感じで凄く水の確保が重要なように書いてあって、確かにサバイバル生活をするのなら水の確保は最重要だと思うんです。
でも、トレイルランや登山をする上で気を付けるのは、遭難した場合のことであって、何ヵ月も山で生活する方法ではない。緊急時にしっかり生き延びて2~3日で救助してもらう方法こそ考えるべきだと…
遭難したという事は、道が解らない・怪我をして動けない・日が暮れて身動きがとれない等の不測の事態に陥っているという事。
そんな時に火が起こせれば、暖をとれる・灯かりが手に入る・害獣よけになる・狼煙を上げれる・水の煮沸が出来る、といったようにかなりの問題が解決して安全を確保することが出来ます。
水が無くても3日は生きれる訳ですけど、火が無ければ3日後には恐らく身動き一つできなくなっているでしょう。」
なので、水を携帯するのは必須として。
火起こし装備は、地図とコンパス・雨具の次ぐらいに必要な装備なのではないでしょうか?
以上をまとめとしたいと思います。
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